長崎県の伝統野菜について、情報を発信してまいります。
長崎県の食生活は、古くから外国の影響を受けていました。
例えば、十六世紀後半の平戸商館、江戸時代初期の出島は唯一外国に開かれた窓口であり、ポルトガル・オランダ・中国等との交易を通じ、本県独特の食文化が生まれました。
長崎県は、このような歴史的背景を持つことから、外国から伝来した野菜が多くあります。この長崎独特の食文化と多種多様な野菜が見事に融合し、伝統野菜の産地ができあがったてきたのです。
外国からまず最初に本県に伝来した野菜として、「長崎赤かぶ」「唐人菜」等の野菜のほか、慶長年間の「ばれいしょ」、承応時代の「いんげん」、江戸時代後期の「いちご」等があります。
出典 長崎県農産園芸課