食育用語辞典F1種 循環しない種

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1種は、一代限りの種です。その一代目の作物が人間が意図したとおりの形姿や性質を備えていれば、それで使命を果たします。 その作物から二代目以降が採取され栽培される想定されていません。

食育用語辞典F1種 循環しない種

 

1種は、一代限りの種です。その一代目の作物が人間が意図したとおりの形姿や性質を備えていれば、それで使命を果たします。
その作物から二代目以降が採取され栽培される想定されていません。
その種子から栽培され消費され続けるのが、F1種子の作物・野菜の宿命です。一代限りの種とは、そういう作物・野菜という意味です。

実際に、F1種のタネから二代目は期待する作物・野菜できにくいものです。たとえできたとしても、二代目の作物・野菜は親とは全く違った形姿や性質をもっているなど、同一品種としての特性を保持しずらくなっています。
元々の品種改良した目的から異なる、F1の作物・野菜は一代止まり、すなはち一代限りで終わります。

在来種の作物・野菜の場合は、品種としての特性が親から子、子から孫へと代々保たれています。作物・野菜は世代を越えて種として存続していくことができます。
このことは逆に、在来種が長い年月をかけて環境に適応しながら生き延びてきた作物・野菜の証でもあります。

一代限りの作物・野菜(F1種)は世代を越えて生命の受け渡しをすることができませんから、循環しない作物・野菜ともいえます。F1種は、人工交配によって生みだされたハイブリッド作物・野菜品種なのです。

F1種は、一代限りの種

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